◆知り合いの解体屋さんから譲っていただいたヤンマーユンボ。かなり古い。単気筒のディーゼルエンジンで動く。

◆春からのジャグロンズ「兎農園」2018夏の陣でのエダマメ作りのための「秘密兵器」として導入した。秋田の農地は、急激な面積拡大に伴い、エダマメを安定生産する上で手を加えなければならない農地があることが昨年判明、今年は早速改善作業に着手する。

◆これからメンテナンスを行うのは次の3点。①シート、②デコンプワイヤの固着解消、③ライトの通電チェック。追加で、④冷却液の交換、⑤エンジンオイルの交換。以上で実用上はパーフェクトになる。

◆あとは時間に余裕があれば塗装で、ジャグロンズ色に染めるのみ。

◆雪国(秋田-岩手)での3日間のタイトなスケジュールをこなし、無事三重県津市のホームファームに帰ってきた。

◆今日は、日中、秋田で自動車を運転中幾度となくほぼ「ホワイトアウト」状態に遭遇した。「ホワイトアウト」は怖い。自然には畏怖の念を持って接することが大切だ。

◆今日の秋田空港からの飛行機はほぼ予定通りの出発。ボンバルディア機でセントレア(中部国際空港)に着陸した後、高速艇で45分。無事三重県津市の「なぎさまち」に着いた。

◆空にはまんまるな月。穏やかな一日の終わりである。明日は皆既日食、天体ショーの夜になる。

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☆ナンバーは三重でもここは秋田県美郷町冬の「兎農園」(↓)

◆本日も秋田県美郷町は降りました。真っ白な雪。

◆しかし、何事もなく世の中は動いてる。

◆先日の寒波では雪に親しみがない地域では、学校が休みになるなど、世の中が当たり前のように動くのには大変な障害となった。

◆日本でも有数の豪雪地帯のひとつ、ここ秋田県美郷町六郷東根地区。

◆雪に親しみながら当たり前の暮らしをできるもっとも安全な地域のひとつである。

◆遊びに来るなら絶対のお勧めだ。暖かい温泉と、綿のような温かみを感じる雪(実際は冷たい)。

◆三日間限定の観光なら絶対楽しいはず。しかし、長期滞在して楽しむには、雪かきなど特別な技能を身につける必要がある。

◆雪国育ちではない人には、一生に一度ぜひ、この豪雪地帯を堪能していただきたい。たのしいよ~。

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◎何じゃこれは~(↑)

◎しおれた株の根元には穴が。。。(↑)これは「アフロ」タイプの益荒男ほうれん草の畝。

◎何か小さい動物の仕業か?株元が丁寧に食べられている(↑)。

◎これは健全なキング・オブ「益荒男ほうれん草」の5☆(ファイブスター)タイプ(↑)

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◆ブルーマンは、読者の味方。美味しいほうれん草を食卓に届けるべく、日夜ほうれん草を収穫している。

☆ブルーマンの特徴: ★外観→手だけ青い、★ハーベスタとしての能力→時速100kg(ジャグロンズS級ライセンス取得)、★その他→風を読む力がある。

◆益荒男ほうれん草のロゼットタイプに属する「アフロ」と「5☆ファイブスター」の収穫をしていた安濃津農園の太田圃場で事件は発覚する。ブルーマンは事件後の現場に出くわした。

◆ほうれん草が、ある株は出荷不可能なまでにしおれている。根元に穴が開いている。根はもうない。消えている。そしてあるものは推定被害時刻12時間前。まだ、ほやほやの状態でやられている。

◆農場探偵の藤原は秘密結社「モグネズ同盟」の仕業と推察する。

☆「モグネズ同盟」とは: ★モグラ→ミミズを求めて土の中に穴を掘り続ける憎めないやつ。★ネズミ→モグラの穴を利用して土の中を自由に移動するかわいい小ネズミ。甘い物好き。野菜も食べる。★モグラ+ネズミ→モグネズ同盟だ。

◆ただし、これはあくまでも藤原の推察であり、仮説に過ぎない。プロの動物写真家に現場を捉えてもらわなければ犯人の正体を事実として認めることは出来ない。数々の世界初映像を撮り続けているNHKの「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」のプロカメラマンチームなら現場を押さえることが可能かもしれない。今のところ、あくまでも「モグネズ同盟」は秘密結社。誰も表立ってその存在を指摘するものはいない。

◆ 安濃津農園を運営する我々ジャグロンズに非がないというと嘘になる。ほうれん草を育てている畝の中は土がふかふかでミミズが繁殖しやすい環境になる。だか らモグラがやってくる。益荒男ほうれん草の茎は、普通のほうれん草よりも根元が甘くなりやすい。だから、普通は食べもしないほうれん草の茎を誘惑に負けた 小ネズミが根元から食べてしまうのだ。ジャグロンズもその点では誘惑罪に問われる可能性がある。

◆ヒヨドリに次ぐ、モグラとネズミのような野生動物の出現。私たちはジャグロンズの魅力に惹きつけられてやってくるかわいい動物たちを責める訳にはいかないのかもしれない。

◆トラクターインターナショナル464のボンネットカバーの中。内部の構造物の突起部。ここにも、かえるの干物が刺さっていた。

◆「モズのはやにえ」だ。モズ恐るべし!!

◆三重県の方言でこの状態を「かんぴんたん」という。

◆三重のモズはかえるを捕まえてはそこらへんの突起物にあたりかまわず突き刺して「かんぴんたん」を作っている。モズ恐るべし!!

◆それにしても、モズは何のためにこのような行動をとるのだろうか。謎である。

 

◆穴・・・シリーズ。今回でいよいよ最後。

◆階段を自作した。(↓)固定型。

◆入り口は、1階(右)と地下1階(左)の二つ。引き戸下の無垢板にも色を塗る予定。

☆写真にはないが、地下への入り口に蝶番で開閉できる天開き式のドアを取り付けた。そして地下1階にはLED証明を設置、地下での作業を快適に行えるようにした。

☆ふたをした状態で、地上部気温が0℃の状況で、地下の気温(地下の地面から1mの高さを測定)は5度程度だった。

☆オイルラジエターヒーターを取り付けて加温することで、12度前後で温度を保つことが出来た。そのときの湿度は70%で安定している。今後、サーキュレーターを入れて空気を攪拌する予定。

☆以上、大きい穴掘っちゃいました。終了です。読者の皆さん、ありがとうございました。

◆収穫時期までに、生育が間に合わなかった個体。そんなほうれん草がたまにある。

◆次の作付けのための耕運作業前に、小さく育ったほうれん草を見ると、平気で鋤き込む(土を耕起して土の中に入れてしまうこと)ことがどうしても出来ない。昔あった、消費者金融のコマーシャルで小さな犬に見つめられるシーンのような情景にひたってしまうのだ。

◆畑に大きな石があったら拾ってしまう。それに似た気持ちでもある。そんな気持ちが湧き上がるのは、農民のDNAのせいなのかもしれない。

◆こうした気持ちを科学的に解析してものづくりに活かしてゆければ、野菜を食べる多くの皆さんに感動とい形で伝わるのではないかと思っている。

☆こんなにあった。これはスタッフのみんなで分けていただいた(↓)。

◆冬の季節は、かなりの頻度で、霜が降るため(下記リンクサイト参照)、朝に収穫作業をするには都合が悪い。

http://jagrons.com/2017/12/23/737/

◆私たちは日暮れ前の、収穫がもっとも合理的と考えている。

◆しかし、翌日が雨の予報の前日は大変だ。収穫作業が日没後に及ぶこともある。

◆自然の中で天候の変化という波にうまく乗りながら結果を出す。それが、ジャグロンズの露地野菜生産。

◆作業の一つ一つは単純に見えるが、捉え方によってはひとつひとつの作業には深みがあって奥深いものである。

☆写真は、ブルーマン(手だけ)による日没後の収穫作業の様子(↓)。ファイブスターも、生でかじってアクがなくいよいよ出荷GOだ!!マニアの皆さんお待たせしました!!

◆今年の「益荒男ほうれん草」アフロタイプ。これは台風21号の影響で、晩生生育になった個体。

◆このずっしりとした感触盛り上がり感がすばらしい。私が美しいと感じるほうれん草個体のひとつ。