●皆さんご無沙汰しております。4月下旬から始まった、秋田美郷ファームジャグロンズ「兎農園」でのエダマメ生産。

●天候の合間を見ながらだいぶ作業がはかどりました(もうすぐ3ha突破します)。今年の取り組み方針は、大きな圃場から進めてゆくこと。

●毎回同じ繰り返しのようで、少しずつ工夫を積み重ねてゆく。何か料理の世界に共通している感じがします。

 

★ジャグロンズ自慢の、えだまめの苗☝👇

★👇自社オリジナルブランドの移植機「センジュキャノン」で畑に乱れ打ち!!128穴セルトレイで育てた野菜の苗は、カードリッジに詰め込まれたマシンガンの弾のようなもの。ファーム*ジャグロンズ「兎農園」2021夏の陣では、スポーツ同様の平和な戦いに取り組みます。

★☟まだ、西にそびえる霊峰「鳥海山」は真っ白な雪をまとっています。

 

 

 

◆三重県松阪市嬉野にある株式会社権現前営農組合は、お米や、大豆、大根の生産を得意とする農業生産法人。この度、枝豆の生産技術のお手伝いをさせて頂くことになりました。
◆早速、年内納品で受注生産していた電動型半自動多条移植機「センジュキャノン」forごん豆。12月28日夕刻、無事納品できました。
◆「ハードウエア+ソフトウエア」がジャグロンズのセンジュキャノンという商品のパッケージです。移植機の納品はほんの第一歩。納品当日から早速苗づくりの準備の打ち合わせと、部材の収集を敢行。
◆ジャグロンズの代表アグロノミストわたくし藤原隆広が、秋田の農園で10年かけて培ったノウハウを提供、ジャグロンズのDNAを注入します。いつか静岡のエダマメ3兄弟と肩を並べるようなエダマメ生産者に育ってほしいと思います。
◆標高と緯度を活用して、メイドインジャパンの農産物を合理的かつ安全に生産する。このジャグロンズのミッションを遂行するために。私たちはこれからもあらゆる可能性に挑戦してゆきます。

◆今日は、松阪にある旬前耕房ごん豆を運営している権現前(ごんげんまえ)営農組合の皆さんを
お迎えしてのちょっとだけジャグロンズブートキャンプ90分一本勝負を開催しました~。(拍手)パチパチパチパチ。
◆ジャグロンズの秘密じゃないけど秘密兵器、電動型半自動多条野菜移植機「センジュキャノン」のオペレーション体験を実施。
◆そしてそれに付随する一連の農作業パフォーマンスの実施と作業体験を行った。スコッパー管理機の操作に皆さんてこずった様子だった。
◆12月には、三重県ではジャグロンズ以外で初めて、「センジュキャノン」の導入が決定した。栽培規模に合わせて、ジャグロンズ兎農園の初期仕様の3条モデルでの導入予定。デバイスのみでなく、ノウハウのサポートもセンジュキャノンサービスのパッケージ。喜んでいただけるようジャグロンズのDNAを注入させていただきます。
◆皆さん、本日はお疲れさまでした。

☟紹介します。左から、久保さん、私、在間社長、リナさん。

◆2020年7日〜8日の2日間、三重県津市にあるファーム*ジャグロンズ益荒男農園にてワンツーマンで、ぷちブートキャンプを開催。
◆今回の参加者は、島根県にある三島ファーム代表の三島さん。500kmの道のりをはるばる自動車でロングラン。
◆今回のブートキャンプの目的は、ジャグロンズ農業サポート部門の主力商品である電動型半自動多条野菜移植機「センジュキャノン」のオペレーション研修。ほ場の環境、苗の状態、作業効率、複数の視点から「センジュキャノン」のポテンシャルを体験していただきました。
◆ところが今回、ほ場準備に当たってのトラクター搭載のハンマーナイフモアや、スコッパー管理機、ライムソワーなどが、一度に示し合わせたように故障するという、非常に珍しい状況に陥ったのです。ピンチです。
◆そこで、一級農業機械整備技能師の資格を持っている浜田さんが大活躍。さすが、ライセンス保持者。私のやり方よりもずっと合理的に問題を解決されるところは、私自身大変勉強になりました。
◆普通高校出身、農学部出身、農業法人の創業者、ワクワク農業を目指す。そんな私と三島さんの共通点を直感できたひと時を過ごし、もっともっと色々意見交換、勉強会をやりたいとの考えで意見が一致しました。
◆今度は私が島根に走ります。これからもよろしくお願いします。今回はハードスケジュールお疲れ様でした。

★こちら👇が三島さんの、ビジネス。クラフトビール、ワクワクしますね!!

https://www.kurashimanet.jp/lifestyle/support/experience/industry/ukeiresaki/hamada_mishima.html

 

◆三重から持ってきた苗がちょうど良くなったので事務所わきの圃場に定植した。もちろんジャグロンズオリジナル移植機「センジュキャノン(エダマメ仕様)」を活用しての農作業だ。

◆今年は、栽培様式を変えるチェレンジングな取り組みを行う。株間15センチ2条植えから、株間30センチ3条植えへの変更だ。

◆これによって、去年までは約6,400株/10a、だったのが、今年は4,800株/10aと昨年比25%減の75%になる。

◆ちなみに、エダマメの産地である岐阜市の標準再栽植株数が10,000株だから、ジャグロンズの今年の栽植本数は、岐阜市の半分以下ということになる。

◆栽植本数は半分以下だが、収量は75%以上を確保する。これが私たちの狙いだ。

◆もうひとつ、半自動移植機の1ストロークの植え付け本数を4本から3本にし、オペレーターを2オペから1オペに変更する。移植機を2人で1台から、1人一台にすることで、植え付け本数で75%となった作業効率を150%まで高めるのだ。2オペから1オペシステムの導入に当たっては、秘密パーツの「バンブーバー」の装着によりほとんど負荷を高めることなく作業が可能になる。

◆ただし、1オペの問題点は、傾斜圃場では、オペレーターの負担が大きすぎるため2オペに変更する。将来的には自走式移植機を導入予定。

☆以上が、「世界でただひとつの栽培システム」ジャグロンズ農法エダマメ編の1側面の紹介だ。

★動画もあるよ!!https://youtu.be/46HadYmUPLE

 

 

◆本来、香川県で開発されたレタス用の移植機であった電動式半自動多条移植機「ちどりさん」。

◆私が、農研機構 近畿中国四国農業研究センター(現 西日本農業研究センター)時代に、ほうれん草用の移植機にアレンジした(「おしどりさん」)のをきっかけに。さらに多条化に成功、ジャグロンズ仕様の機体を「センジュキャノン」と命名。全国十数件の先進農業生産者向けにオーダーメイド生産事業も手がけてきたジャグロンズの大黒柱的農業技術の一つである。現在秋田の「兎農園」では、エダマメ専用機並列2条植え仕様が活躍中だ。

◆三重「安濃津農園」のほうれん草生産、秋田「兎農園」のエダマメ生産。ファーム*ジャグロンズのいずれの生産場面でも重要な役割を果たしているこの「センジュキャノン」。

◆本機を用いたセル成型苗移植栽培技術の活用により、ほうれん草とエダマメのヘクタール規模での移植栽培生産が実現した。これはジャグロンズが世界に先駆けて取り組んだ。世界に誇れる農業技術の一つである。

◆バッテリー駆動で3時間は余裕で動く。セル成型苗の定植に対応した移植機だ。

◆3台をフル稼働させることで、10a約6500株の苗を1時間程度で植えることが可能。

◆従来、中腰で行わなければならなかった野菜の苗の植え付け作業、これを立ったまま快適に行うことを可能にした功績は大きい。

◆日々の本機活用データを活かして、移植機の仕様は年々アップデートされる。現在も更なる進化を続けている。

☆☆本技術の科学的バックボーンについては下記の2件の論文を参考にされたし。(ジャグロンズ藤原が研究所時代に取り組んだ成果の1部である)☆☆

1.ホウレンソウセル成型苗を利用した移植栽培への電動型半自動多条移植機導入による労働負担軽減効果(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsfwr1966/41/1/41_1_12/_pdf/-char/ja

2.電動型半自動多条移植機 を利用 したホウレンソウ セル成型苗移植栽培技術確立のための2,3の栽培的知見(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsfwr1966/41/1/41_1_21/_pdf

◆ジャグロンズのオリジナル開発エダマメ用トランスプランター(移植機)「センジュキャノン」エダマメ仕様。

◆通常は立った姿勢で快適に植え付け作業ができる(詳しい学術的研究成果はこちらを参考ください→https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsfwr1966/41/1/41_1_12/_article/-char/ja)。それは、中腰の姿勢から開放された「快適天国」。しかし、畝たてマルチをした後でまとまった雨が降ると、マルチとマルチの間にすべての雨がしみることになり、実質、降雨量2倍近くの水分が通路に流れ込む。これにより移植機のタイヤがぬかるむなど、降雨直後の植え付け作業は難航を極める。天候を読み違えると「地獄行き」なのだ。

◆露地生産農業は波乗りのようなもの。風や温度、そのあの条件を肌で感じその情報をにどう対処するかで、農作業の作業性や効率が大きく左右される。一生懸命がんばってくれるスタッフのために、農業現場の総司令官的ポジションで働くものにとっては、プロの腕が試される場面である。

◆指示する立場のスタッフと、実践する立場のスタッフ両輪がうまくかみ合ってジャグロンズの農場運営は成立する。写真は2018年5月4日の様子である。タイヤに泥が付着しており、グリーンのレインウエアのスタッフの長靴に泥がついている(地元の言葉で「ぼっこがついている」)。植え付けを担当した皆さんには苦労をおかけした。今回の反省を明日からの作業計画作成に活かして行きたい。

◆12月13日は、安濃町妙法寺ブロック(30a)のほうれん草苗の植え付け作業最終日。乾燥した風が強く吹き付ける。

◆前日、駐留させていた移植機「センジュキャノン」が大変なことになっていた。

◆ブレーキロックが効いていたものの余りにも風が強すぎたためウイリー状態に。植え付け嘴部は畝に刺さっていた。(写真)↓

◆ここまでは、写真を撮る余裕があった。ここまでは。

◆ショッキングなのはこの後だ。午前の作業を終えて農場本部に帰り、再び午後の作業に圃場に戻ってきたときのこと。

◆「センジュキャノン」がなくなっている。

◆あっ!!

◆「センジュキャノン」が用水路に落ちている。水のない用水路。それも路面はコンクリートを打っている。高低差2mはかなりやばい!!

◆先に畑についた2人で「センジュキャノン」に駆け寄り、枯れた用水路から引き上げた。

◆ブレーキをかけ忘れていたため強風で数メートル移動し落ちてしまったようだ。

◆何とかなるかな。。。。。。あ~ぁ残念。

◆かなり、残念!!

◆シャーシがグニャグニャに大きく歪んでいて使い物にならない。

◆外科的手術が必要と判断。来年早々ドックに入庫しオーバーホールも兼ねた根本的治療が必要だ。

◆あまりショッキングな出来事であったため。動揺し、写真を撮ることを忘れてしまった。貴重な画像を撮り損ねてしまった。

◆幸い今回の植え付けで、すべての圃場(約2ha)の植え付けが終了した。

◆残り収穫2作目の50aの植え付けは、2号機1台で何とかなる。

◆こういうときのためにマシンを2台持っていることは大変重要なことだ。

◆それにしても残念。あ~あああ~ぁぁ。