◎消耗品ベルトの交換には、かなり複雑な機械を解体してまた元に戻す必要がある。
◎今回の挑戦は、本田エダマメピッカー600のグリーンベルト2本。
◎初めての機械の分解は、緊張とワクワクがまじりあった世界を体験することあできる。
◎今回は、タイムリミット3時間。
◎何とか、ぎりぎり間に合って、完成。次回は、2時間ほどでできるような手ごたえをつかんだ。

 

◆6月中旬、2ヶ月ぶりに三重の「安濃津農園」に帰ってきた。

◆現在は、圃場に草を生やし、地力の保持を図りながらも定期的にラフに耕起する。

◆昨年は、ハンマーモアでこまめに草を刈り上げすぎて、地表面が芝で覆われた結果、雨台風による被害を受けやすい結末に。

◆今年は轍を踏むまい。

 

◆先日のテスト運行で、操作手順の道筋をつけることができたMF135。若手スタッフの淡路氏にオペレーションをバトンタッチした。

◆最近、自然の変化を機敏に捉えられるようになってきた淡路氏。今回も、水温系などの計器をしっかり見て運行してくれた。その結果90aを耕起する予定が55a程度で帰還してきてしまった。ラジエターの温度がレッドゾーンを示したのでいったん作業を取りやめたとのこと。

◆どうやら、90分ぐらい、または作業面積60aあたりでオーバーヒート気味になるようだ。今度、ラジエターの中を良く診てみることにしたい。

☆↑↓こちらは畝たてマルチ作業機1号(クボタJB13)で畝たてマルチ作業中の淡路氏

 

◆昨日、コバシロータリーから異音が聞こえたため緊急農場内ドックに入った「マッセイファーガソントラクターMF4235」。

◆予想通りセンターのギヤボックスのオイルが乳白色になっていた。

◆90番のオイルはべっ甲色をしているが、中に水が入ると乳白色になり、そのまま使い続けるとギヤやベアリング類が錆びて壊れやすくなるのだ。

◆2日間であるが、ファーム*ジャグロンズ兎農園にあるもう一台の「マッセイファーガソントラクターMF135」が緊急登板することに。

◆45馬力のクラシックトラクターは、エンジンサウンドが心地よい。ニプロロータリーの尾輪とスプリングを調節し絶好調で作業していた。

◆60aの作業もあと1往復で終わりといったときのこと、エンジン回転が急速に落ちエンジン停止状態に。同時に「ぷっしゅ~」という音と共にトラクター前方から、水蒸気と緑色の液体が飛び散った。

◆「やばいっ!!」すぐさま、マッセイファーガソンの専門家、山形県のの武田さんに連絡。とりあえず放置して、エンジンを冷却することにした。

◆1時間後にボンネット上部のふたを開け中をのぞいてみると、ラジエター上部から出ているホースが抜けていることが判明、メカニックパートナーの佐々木氏が、ホースの先が部品と部品の間に挟まってつぶれていることを発見。それを取り出し、つぶれを戻して、口で空気を吹き込むと、「うっぷ」。空気が通らない。ホースの先端には土蜂によって土が詰め込まれていることが判った。ラジエター液は2Lほど足したが、ラジエターに致命的な故障は認められなかった。

◆このこととエンジンの停止のこととは直接の関係はないと感じた私は、燃料タンクを確認。「カラッカラ」だ。燃料ホースにエアをかんでしまったようだ。軽油を給油しエアを抜いてセルモーターを回すと。エンジンは無事回転。

◆今回の故障は、全く異なる2つのトラブルが偶然2つ同時に起きたケースであった。

☆☆今回のトラブル復旧所要時間、屋外現場にて藤原・佐々木組で20分程度。上出来である。☆☆

⦿ファーム*ジャグロンズ兎農園「2018年夏の陣」に向けて導入したMF135(45.5hp)。

⦿パーキンスAD3.152エンジン(2500cc3気筒ディーゼルエンジン)を搭載した1976年製(イングランド コベントリー工場製)の機体である。

⦿もともとは山形県置賜地方で使われていたようだ。

⦿コバシの1.8mロータリーを装着して、来年の春まで格納庫で一休み。