◆ジャグロンズ式簡易ハウスのコンセプトは、①簡単に作れる。②簡単に解体して移築可能。etc.

◆1棟目が完成し、2棟目も明日には完成する。

◆技術というものは、同じことを繰り返すとき1回目より2回目、2回目より3回目と進歩させることが可能だ(しかし、それを成し得るのは本気の人間のみ。受身の作業員では到底無理である)。

◆同じことをするのでも、人によって1時間でできる場合と、3時間かかる場合がある。しかし、時間をかけたからといってできばえがよいとは限らない。

◆究極のプロフェッショナルとは、最も合理的な工程を見つけ出し、最短距離で手際よく仕事をこなすことのできる人。人よりも短い時間で、かつ、人よりも美しい仕事ができる人だ。

◆多くの産業現場で、使われているバカ棒。でもこのバカ棒はちょっと違う。職人スタッフの佐々木氏が考案したこの道具。かなりの優れものだ。

◆単管パイプにコーススレットビスとサドルバンドで垂直に取り付けた2×4ホワイトウッド木材。このホワイトウッド木材を60センチ間隔で平行に据え付けるために考案されたのがこのバカ棒。

◆このバカ棒は、平行をとるために2本セットで使用する。今回の組立作業では、その効果を大きく確認できた。すばらしい。

◆ジャグロンズは、ここに、この道具を、「ササキ式馬鹿棒2018」と命名する。

◆ファーム*ジャグロンズ兎農園(秋田県美郷町)。今年で兎農園ブランドでの枝豆の出荷販売は6年目となる。

◆初年度出荷は9tだったが、昨年は30tと3倍以上をマークしている。

◆規模の拡大と機械化を勧めた結果、おいしいけれど生鮮出荷には向かない訳あり品の量も無視できないものになってきた。

◆そこで今年導入したのが、自動まめ剥き機。1台で人力の6~9倍程度の効率アップが見込まれるようだ。

◆今回はスーパーで買ってきた冷凍枝豆を解凍したもので試運転。いい感じで剥けている。

◆先日、ジャグロンズ本社のある三重県津市安濃町の管理栄養士の先生から9月(9月は枝豆の旬とされている)の学校給食に使いたいと、お問い合わせを頂いた。うれしい限りである。

◆ジャグロンズの「剥き枝豆」は、軽くゆでた後、真空パックし、加熱殺菌した後、冷凍で保存され、冷凍状態でお客様のお手元に届くシステムだ。

◆これまでのジャグロンズハウスは、屋根を釘で打ちつけていたため、一度解体すると屋根部材である波トタンの再利用が難しかった。

◆今回は、屋根用トタンの固定を高コストではあるがビス式のものを採用、電動ドライバで簡単に取り付け取り外しができるように工夫を施されているのが特徴だ。

◆まだ未完成だが、連続3回のご紹介はこれにて「完」とします。

◆材料は、①単管パイプ、②2×4ホワイトウッド木材、③サドルバンド、④コーススレッドビス、⑤ポリカ波板用ドリルビス木材用、⑥螺旋杭、⑦22mmハウス用パイプ、⑧マイカ線、⑨カラー波トタン、⑩杉野地板、⑪直交クランプ、⑫自在クランプ、⑬マホガニーブラウン色の水性塗料。以上の13種類だ。

◆スカイブルーの屋根、マホガニーブラウン色の木壁。これがジャグロンズハウスの外観的特徴だ。

◆コンセプトは以下の5点。

①コンクリートの基礎を打たない。

②簡単に解体でき、移築可能なこと。

③風速20mに耐えうること。

④雪下ろし不要の耐雪構造。

⑤1坪2万円以下の低コスト追求型ハウスであること。

※残念ながら竜巻には非対応。

◆3回に分けて、ジャグロンズハウスが完成するまでの過程を紹介する。