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●今年最後の「渡り」。これまでの秋田~三重の移動でもっとも快適な巡航の一つとなった旅であった。

●今回移動に用いたクルマは、平成9年式のホンダアコード1.8VTS。車両の型式はE-CF3、エンジンの型式はF18B。パワーよりも経済性に焦点を当てたチューニングのVTECエンジンを積んだ機体だが、すこぶる快適だった。

●20年以上前の5ナンバーのアコードだが。隠れた名車である。日本刀を思わせるすらりと長い低重心のフォルムは空気抵抗が少なく、高速道路の移動にはもっともふさわしい。20年モノでこれだけ走るのはさすが日本車だ。

●燃費は、町乗りでは通常10~11km/Lといったところだが、今回は、満タン法で計測して14.1km/L(45Lで663km走った)。これはほぼ発売時のカタログ値に近い数値である。最初の50km程度は下道だったので、高速道路走行のみの場合はもう少し走行距離が伸びる気がする。

●今回の秋田「兎農園」から三重の「安濃津農園」までの実測距離は875.3km。深夜の農場の入り口ではまずはじめにタヌキが横切り、ついで巨大な2頭の牡鹿が出迎えてくれた。先日はキツネも現れたし、イタチやネコもいる。(このため野鼠はほとんど見かけない。)クマはいないものの三重の農園のほうが秋田のそれよりも獣たちの種類と量では上を行っている。

●なお、今回のアコードはもうすぐ車検。東京のクルマ屋さんから多摩ナンバーの車両を赤札価格で購入した車両だが、掘り出し物の予感。ミッションとエンジンのオイルはすでに交換済み。現在の走行距離は7万キロ台、ショックアブソーバーを今話題の会社KYB製のものに交換、そしてタイミングベルトと溝はあるが経年劣化してひびが入ったタイヤを交換すれば、ほぼ万全だ。メンテナンスを施して、今後の仕事に安全かつ快適に活用してゆきたい。