●今日は天皇誕生日。平成に入ってから30年になる。天皇陛下の国民への挨拶も今年が最後。平成の30年間はいろいろなことがあったけれども、平成天皇の30年間は天変地異によるもの以外、人による戦争がない平和な30年だった。それはある意味、天皇、皇后陛下の思いが叶った30年間ではったのではないか。天変地異による天災は何ともならないところもある。知恵を絞れば、こういうことだって何とかなる場合もある。諦めずに、これから起こるであろう現実に向き合ってゆかなければならない。
●そして今日は、京都で全国高校駅伝が行われた。午前に行われた女子駅伝は、平成元年からスタートして今年で30回になるとのこと。女子駅伝では、私の母校「大曲高校」が秋田県の選抜校として出場、45位だがチームの記録を大きくのばしたそうだ。実は私も、大曲高校陸上部長距離走出身。田沢湖駅伝大会にBチームとして参加したことが懐かしい。大した記録は残せなかったが、3年間の部活動を全うしたことが後の人生に大いに役立っている。私の在校当初から女性の活躍の校風を感じた「大曲高校」。これからの後輩のみなさんの活躍を期待します。
●30年といえばもう一つ。三重県で冬のほうれん草生産をはじめて以来、手放せない生活必須アイテムがある。高校を卒業した頃に購入した「セーター」である。日本製と書いてある羊毛100%の厚手のセーターだ。高校を卒業したのは平成元年であるから、30年もののセーターということになる。購入したのは大曲駅近くにあった「ヤマサ」デパート。40代以上なら誰でも知っている今ななくなってしまった商用施設である。私の仕事は、アウトドアースタイルの農業なので、この純毛の厚手のセーターの恩恵を受けることが多い。ここ数年、通常の商用施設で同様のセーターを探したが全く見つからない。おそらく、山岳部などの山をやる人なら、専門の高価な羊毛ウエアがあるのかもしれない。
●平成の30年。この30年間で、変わったこと、変わらないことがある。それは良かったことなのか、問題のあることなのか?。今年の年末は、変えなくてはならないこと、変えてはならないものを含めて、世間のことや自分のことについてじっくりと考えてみたいと思う。