◆トラクターで畑を耕起していると面白いことが起こる。鳥たちが近くに寄ってくるのだ。

◆1週間ほど前には、ハクセキレイ、ハシブトガラス、ムクドリ、モズがやってきた。

◆彼らは、土の中から掘り起こされた小動物を狙っている。土の中からはミミズや昆虫の幼虫そして蛙。たまには野ネズミも出てくる。

◆季節によっては、コサギ、チュウサギ、アオサギ、アマサギなどのサギの仲間も見られるし、大曲の圃場ではダイセンかムナグロのようなものを見かけたこともある。あれは幻か?

◆20年前のガイドブックには、いないことになっているのだが、20年の気候変動の中で野鳥の生息状況もかなり変わってきている可能性は高い。

☆ナチュラリストを目指して1年間みっちり先輩に指導していただいた二十歳の頃手に入れた野鳥専門のガイドブック。

☆↑人生でこれほど野鳥尽くしの1年間(20歳)はなかった。神奈川県の酒匂川、愛知県の伊良湖岬、そして東京都の鷹巣山(ノスリ)、藤沢市六会のマムシ谷(ゴイサギ)など、懐かしい。200以上の野鳥を見たら上級者レベルだが、私は70どまり、中級者の入り口までいったと思っている。

☆しかし、私は1年で純粋な鳥の世界から一転して、農業の道へ舵を切ってしまった。学校から農地を借りて芋を作りそれを加工してぼろ儲けするサークルを立ち上げる(もちろんサークルの大義名分はぼろ儲けではない)。そしてそのお金を打ち上げで一晩でみんなで使い切ってしまった。ああ、これも懐かしい。