日本の農業をもっと活性化させたい。
2007年1月そんな思いで私たちジャパンアグロノミスツ(Japan Agronomists)通称ジャグロンズ(Jagrons)は結成されました。
ジャグロンズに所属するアグロノミストは、農業生産の中で技術の向上と新技術の実践に取り組みます。そして、そこで行われた生産活動が産業として成立するには、「実際に食べていただく消費者の皆さんに最高の満足を感じていただくこと」このことが最も重要であると考えます。
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ジャグロンズの主張
日本の農業研究は、世界でトップクラス。だからこそ、日本は農業技術立国になる可能性を秘めているのです。私たちは、日本の農業を世界に誇れるものにすることを目標に、日々実践と反省を繰り返します。そして、日本の農業の明るい未来を切りひらきます。
ブリッジビルダーとしての役割
●私たちは、新しい農業技術の現場への活用を促進します。「研究現場」と「生産現場」に橋を架けます。 |
●私たちは、「生産現場」と「家庭」と「プロの調理現場」に情報の橋を架けます。 |
●私たちは、「農業生産現場」と「近郊住宅地」との間に交流の橋を架けます。そして多くの人に農業をもっと身近に感じられるものにします。 |
以上の活動を通して、「農」の現場で科学技術と文化の調和を目指します。 |
農業技術のリーディングカンパニーをめざして
●私たちは、新しく開発された農業技術を実際の生産現場で最も有効に使える条件を明らかにします。 |
●大学や専門研究機関との連携により、未来の農業を見据えた技術の向上に取り組みます。 |
●技術の数値化に取り組み、これまで以上に分かり易い技術の実践方法を提唱します。 |
限りなく消費するお客様に近いポジションでの農業の実践
●農業生産を実業として成立させるために、エンドユーザーに位置するお客様に最大の満足をご提供することを心がけます。 |
●私たちは、「情報」と「実践」を通して、生産現場とお客様の距離をもっと身近なものにします。 |
篤農技術の発掘と数値化による技術の継承
●篤農技術は我が国の宝です。いわば「国宝」です。 |
●私たちは、この「国宝」を我が国の共有財産とするために、勘と経験によるところが大きい篤農技術を数値化して次世代に継承できるものにします。 |
「農」を通した文化の創造
●農業の多面的機能のを多くの人に共有していただくために、「他分野」と「農」に関するクロス・フィールド・イベントを開催し、新しい文化の創造に取り組みます。 |
ジャグロンズのコンセプトと取り組み
世の中に、いろんな「アイディア」や「思い」を持った人は多い。しかし、それを実現するために、一歩を踏み出す人は一握りしかいない。私たちは、「実践」を通して、現実の果実をひとつひとつ摘み採ることで夢を実現したいと考えています。
生産小売り事業の実践
生産品目を絞り込むことにより、生産効率と作物の品質を高い次元で両立させることで、生産現場から消費者の皆さんに一気通貫した新しいサービスを提供します。
現在、セル成型苗を活用したほうれん草の移植栽培技術体系(ジャグロンズ農法)の実践現場として、ほうれん草専門生産ブランド、スピナチ・ガーデン(別称:ポパイズ・ガーデン)を立ち上げて、生産から消費者(一般家庭・実需者)に直接販売を行うための多くの新しい試みを実践しています。
新技術の普及事業
現在、近畿中国四国農業研究センターで開発された、再生紙マルチ水稲直播栽培技術の普及事業を行っております。具体的には、水稲直播再生紙マルチの製造と販売、そして、栽培ノウハウの提供です。今後、多くの実践者の声を集めて合理的活用技術の共有も図ってゆきたいと考えております。
研究現場から生産現場へのゲートウェイとしての役割
現在、農業情報通信の分野で世界的にもトップレベルでの研究に取り組んでいる三重大学生物資源学部の食・環境・文化情報学研究室の亀岡孝治教授を中心とする研究グループと提携し、大学や農林水産省関係の研究機関で取り組まれてきた基礎的研究成果を実際の生産現場で活用するための活動に着手しております。
農業に関心を持つ若者への技術習得支援事業
農業技術を実践を通じて体系的に学びたい若者に対して、私たちは広く門戸を開放しております。インターンシップ制度の導入にも着手しました。
篤農技術をもった生産者との親交
篤農技術を持った生産者には必ずしも後継者がいるとは限りません。夫婦が軸の家族経営では、後継者がいないことは珍しいことではありません。私たちは、このような生産者の持つ技術を次の世代に継承させるための新しい仕組みを作り上げたいと考えております。
雇用の創出・社会貢献
働く場としての、農業分野の価値を高めていくことも大切な取り組みです。地域の方々の雇用の創出はもちろんのこと、身体的ハンディキャップを持った方などの職場参加にも挑戦し、多くの多様な人材が生き生きと働ける職場としての農業も築いていきたいと考えております。