◆エダマメの防除作業は、できるだけ風の弱い状態で行いたい。それには、朝か夕方にチャンスが到来することが多い。

◆しかし、朝のトラクター作業は、圃場から抜け出たときに公道に圃場の土を落としやすいというきらいがある。

◆なので私は、防除作業は夕方~日暮れにかけて行うことが多い。鳥に例えると、ヨタカかミミズクといったところである。

◆伊賀市にあるトラクター整備のプロ集団「森機械」さんから、帰ってきたマッセイファーガソンMF185。1976年製。

◆製造から43年たった今でも現役で活躍中、搭載されているパーキンス製のエンジンはロングストロークで船のエンジンに近く、低回転でトルクの太い出力特性を発揮。作業上での驚異の爆発力とエンジンサウンドがやみ付きになって手放せないアンティークビークルだ。

◆ちなみに私は、1970年生まれ。手相はハイこのとおり。生命線が手の平から手の甲近くまで伸びている。私の祖父譲りの生命線だ。

◆あと何年生きられるのだろうか?詳しいことはわからないが、死ぬまで生きることは確かだ。

◆人生を充実したものにするために一日一日を大切に過ごしてゆこうと思う今日この頃。夜は12時前に寝る。まずはこれを実践しようと思う。

◆それでは皆さん、お休みなさ~イ!!

◆ファーム*ジャグロンズ「兎農園」夏の陣 in 秋田県美郷町

◆春先の仕事はひたすら耕起。相棒はマッセイファーガソンMF4235

◆イングランドのコベントリー工場で2000年に生産されたセミクラシックトラクターだ。

◆75馬力に220のロータリーを装着、一発で畑を耕起、畝たてマルチ作業につなげる。

◆シーズン前にエアコンの保守点検修理を済ませて、馬75頭分のパワーを従えて、さあ出動だ!!

●ジャグロンズファミリーの現地法人「株式会社ラビッド・ブラウン」は、現在、秋田での枝豆生産に特化した秋田県美郷町に本社を置く農業生産法人。今年もいろいろと未知の分野にチャレンジし多くの経験を積み重ねました。

●現在、大仙市と美郷町をまたに駆けての枝豆生産事業では。大仙市と美郷町の複数の農業委員会事務局のお世話になりながら、事業を展開してきました。

●先日は、大仙市農業委員会からのご紹介でお会いした大仙市の地主さんである仙台市在住の進藤ご夫妻のお誘いで喫茶店でのひと時の交流を持つことが出来ました。偶然お二人は、私の母校大曲高校の大先輩に当たること。私が仙台在住の経験があることで話が盛り上がりました。そして、すでに亡くなっている進藤様のお父様が、秋田県で開発された農業技術の実践に率先して取り組んでおられたことをお聞きし、この思いを次世代にもつなげてゆきたいと、強く感じました。

●これからも夢を形にするために精進を重ねてゆく所存です。来年もファーム*ジャグロンズ「兎農園」頑張ります。

●三重県津市の「安濃津農園」と秋田県美郷町の「兎農園」、この二つの農園を直営する「ジャグロンズ」の今後の活動にご期待ください。

↓※美郷町の六郷東根地区は秋田県でも有数の豪雪地帯。これから深い雪におおわれる。

↓※巨大手作り格納庫。これまでビニルハウス方の格納庫を2度雪による重さで全壊した。そういった経験を踏まえてこの片屋根スタイルが完成した。雪が右側に滑落するシステムだ。

↓※今年新しく完成したトラクター庫。2棟の格納庫には合計12機のマシンが来年春の出動に備えて格納されている。今年初めての冬を越すことになる。

↓※枝豆生産に必須の冷蔵庫、この中には6坪仕様の冷蔵庫が格納されている。紅白のポールは除雪車のためのマーカーだ。さて、今年はどれくらい雪がふるのだろうか?

↓※三重県よりも東側に位置する秋田県。4時を過ぎるとすぐに真っ暗になってしまう。今年活躍したハイエーストラックは、格納庫で来年の春まで待機する。

↓※愛用のレトロトラクター。奥に見える赤い機体は秋田では珍しいと言われるマッセイファーガソントラクターMF4235(75ps)。来年早春の猛ダッシュに備えてロータリーを等身大の2.2mに変更、準備万端だ。マッセイファーガソントラクターのお下がりの2mロータリーを装着した手前のフォード3910(48ps)は、これからディーラー(日本NH)のドックに入り年内に整備完了予定。来年春からの活躍が期待される。

↓※マッセイファーガソントラクターに新しく導入装着された2.2mロータリー。枝豆生産事業は、作業の爆発力が生命線。露地野菜農業では作業効率の「最大瞬間風速」が重要になる。来期は耕起効率7分台/10aのジャグロンズレコードを目指す。

↓※三重の農場を留守にし、単身秋田で、現地のスタッフの協力を得ながらも、昨日、無事冬支度を終了。往路は新幹線、復路は愛車のレトロセダンで長距離ドライブだ。これから三重に帰ります。それでは皆さんごきげんようさようなら。

 

◆昨日、コバシロータリーから異音が聞こえたため緊急農場内ドックに入った「マッセイファーガソントラクターMF4235」。

◆予想通りセンターのギヤボックスのオイルが乳白色になっていた。

◆90番のオイルはべっ甲色をしているが、中に水が入ると乳白色になり、そのまま使い続けるとギヤやベアリング類が錆びて壊れやすくなるのだ。

◆2日間であるが、ファーム*ジャグロンズ兎農園にあるもう一台の「マッセイファーガソントラクターMF135」が緊急登板することに。

◆45馬力のクラシックトラクターは、エンジンサウンドが心地よい。ニプロロータリーの尾輪とスプリングを調節し絶好調で作業していた。

◆60aの作業もあと1往復で終わりといったときのこと、エンジン回転が急速に落ちエンジン停止状態に。同時に「ぷっしゅ~」という音と共にトラクター前方から、水蒸気と緑色の液体が飛び散った。

◆「やばいっ!!」すぐさま、マッセイファーガソンの専門家、山形県のの武田さんに連絡。とりあえず放置して、エンジンを冷却することにした。

◆1時間後にボンネット上部のふたを開け中をのぞいてみると、ラジエター上部から出ているホースが抜けていることが判明、メカニックパートナーの佐々木氏が、ホースの先が部品と部品の間に挟まってつぶれていることを発見。それを取り出し、つぶれを戻して、口で空気を吹き込むと、「うっぷ」。空気が通らない。ホースの先端には土蜂によって土が詰め込まれていることが判った。ラジエター液は2Lほど足したが、ラジエターに致命的な故障は認められなかった。

◆このこととエンジンの停止のこととは直接の関係はないと感じた私は、燃料タンクを確認。「カラッカラ」だ。燃料ホースにエアをかんでしまったようだ。軽油を給油しエアを抜いてセルモーターを回すと。エンジンは無事回転。

◆今回の故障は、全く異なる2つのトラブルが偶然2つ同時に起きたケースであった。

☆☆今回のトラブル復旧所要時間、屋外現場にて藤原・佐々木組で20分程度。上出来である。☆☆