■毎年行われる商談会が、コロナ過でネット商談会に変更になった。それまで持ち合わせていたノートPCはマイクやスピーカなどの音声環境があまり良くなかったため、急遽入手したのがコレ!
■ヒューレット・パッカード社製のクロムブック。オペレーションシステム(OS)はWindowsでもMacでもない「クロムOS」。ネット接続を前提とした新しいOSだ。
■商談会前日の1月25日に届き、早速翌日の商談会で活躍、Zoomでの利用はすこぶる快適。マスクを着用せずにリアルな商談会さながらの商談ができたことに興奮を覚えた。
■今日より明日、明日より明後日が良い世の中になる。このことを確信した。今まで、たった30分のために3時間以上もかけて移動したのは何だったのかと腹立たしくもなるような気もした。
■まさに「イノベーション」!!私の好きな言葉の一つだ。

■寒さ激しい農場での生活の必需品が、ウール100%の厚手のセーター。
■そしてネットサーフィンで、お気に入りのセーターの替えを検討した結果みつけたのがコレ。
■静岡の鈴木商店さんから届きました。ブリティッシュウール100%使用のアーミー系のセーターだけど、肩パッドはスコットランド発祥の「ハリスツイード」生地が使われている。カチッとした感じがなかなか良いぞ!
■Welcome To TPP !!  英国がTPP参加正式申請!! 英国が私たちにもっと身近な存在に!! ブリティッシュセーターは、ジャグロンズ 藤原隆広の定番アイテムだ。

 

■過去の経験から、1月に入って、ヒヨドリによる益荒男ほうれん草への「ジェノサイド?!」の危険を感じた。
■このため、1月中旬に太田圃場30a分のほうれん草を出荷しきるために大量受注。「非常事態宣言発令」だ。
■その間、ブログの更新を中止し、すべてをほうれん草の出荷もモードに切り替えた。
■2週間で約6000パックの出荷をやり遂げた。人生サバイバル。長いトンネルを抜けて久々にネットワーク上に姿を現すことができました。
■太田圃場は、3月から水田として稲作がスタートするため、2月には稲作農家さんにお返しすることになっている。本日は無事、最終耕起も終了。
■これからは浄土寺圃場のほうれん草の出荷が本格的に始まる。

 

 

■地上は極寒でも、地下は暖かい。4隅に通気孔があるので完全断熱とはいかないが、夜間補助暖房を入れることで外気温が氷点下でも庫内温度が10℃以上に保たれるように設定されている。
■先日、農園スタッフの3名のお姐さんにより、丸2日かけてすべての里芋「サカエ1950」の調整作業を終了した。
■「サカエ1950」は、子芋が「さかゑ姐さんのただ芋」、親芋が「蛙芋」として、出荷されている。同じ遺伝子でも、親と子では、その持ち味が全く異なるので、2つの名称が用いられているのだ。
■今年は、夏の乾燥により収量が少なかったので、残り150kg程度。この施設の収容能力からするともう200kgはあってもいい。来年はもう少し面積を増やそうと思う。
■本格的な出荷は新年からであるが、おかげさまで順調な売れ行きだ。4月まで出荷可能な体制を整えてあるが。この調子だと、3月の頭には完売になってしまいそうな感じである。
■夜のとばりが下りたのは、もうだいぶ前のこと。
■無風の澄んだ空気の中、ほうれん草畑に足を踏み入れる。
■帽子に付けたヘッドライトの光に反射して光輝く無数の結晶。プラチナム・シャイニング。
■夜の益荒男ほうれん草の生態、そっと皆さんにお見せします。

■☟これが、プラチナム・シャイニングの出現要因の一つ。葉面の水の結晶☟

■☟無風で静かな農園の屋根の下の気温。チルド温度帯の0.5度だ!☟

 

2021年1月4日JagronsT.Fujiwara

◆SNSのエダマメグループの参加者で、岩手県盛岡市で野菜生産に取り組んでおられる藤原さん(私と同姓)からご質問を頂きました。
◆「ほうれん草のセルトレイ育苗で発芽が揃わず苦戦してました。どんな感じで種まいて芽だししてますか?」とのご質問。
◆お応えします。①ジャグロンズのほうれん草の育苗システムは、静岡、香川、兵庫県で普及しているレタスのセル成型苗育苗とほぼ同様です。②しかし、レタス、キャベツ、ハクサイと同様の播種後の灌水管理では、期待した発芽率を得ることはできません。③ホウレン草の種子の生理生態的特性を理解して管理することが肝要です。
◆要諦は、ズバリ、播種後3~4日間の水分環境と温度環境の2つの環境を適切に制御することです。具体的には、温度環境を15~20℃に保ったうえで、それぞれの種子に向いた水分環境を保てば育苗技術の80点は確実です。育苗日数24日程度で植え付け可能ですから、3日程度で80%の成功が保証されるのでまさにパレートの法則が成立します。

◆次に、具体的技術に関してご説明します。およそ播種後の積算温度60℃(日平均温度15度なら4日、20℃なら3日)前後に出芽の兆候が認められます。播種直後⓪の時点でたっぷり灌水してしまったら、確実に失敗ラインコースです。
◆⓪の時点で適切に水分管理したものは、日積算温度60℃の時点で、十分に灌水しても出芽率が低下しない体内生理状態にありますので、この時点で、たっぷり、そしてムラなく水分を与えてください。その方法として底面給水が最も合理的な方法と考えれれます。そして育苗ハウスに並べれば、、、3日後には周りのみんなに称賛を浴びること間違いなしです。
◆日積算温度60℃までの管理は、自作のインキュベーターを活用をお勧めします。
◆⓪の時点での適切な水分管理に関しては、種の種類(プライミングの有無、品種の違い)によって異なります。これらを詳細に検討してみた結果が、次の論文になります。是非じっくり読んでいただけたらと思います。
◆この研究成果は、私が、農研機構近畿中国四国農業研究センター野菜部に勤務していた時に、内地留学されていた、富山県職員の高田さんが精力的に取り組んだ結果を私が引き継いで原著論文に仕上げたものです。
◆☟スマホでは読めませんので、PCで開いてA4コピー紙にプリントアウトして読まれることをお勧めします。(下記をクリックすれば論文が見られます)

高田ら2006,セル成型苗育苗における播種後のミスト灌水処理がホウレンソウの出芽に及ぼす影響,農作業研究

★どうでしたか?どんな種子の場合でも200~300cc/トレイがお勧めですね。水の比重は1ですから、初めは200~300gを均一にかけられるジョロを用いて秤で確認しながらやってみることをお勧めします。
◆ジャグロンズの大本営としていろんな出来事を発信し続けているうちに、寝ないで文章を書き続ける「ビョーキ」になりつつあります。
◆この私の特性は、研究者時代に大いに役立ちました。新しいことを見つけたり、発明したり、それを論文にする。
◆かつての同僚にいつ寝てるのと言われたことがありますが、文章が乗ってきたときは寝ないことも多々ありました。
◆あの頃は、農業の現場に出向くことと研究をすることの2足の「わらじ」でした。
◆しかし、今は4足の「わらじ」くらいの状態。好きでやってる私にとっても、少しヘビーな今日この頃です。
◆遅くても夜12時には寝ないと、農場の運営と自分の身体に支障をきたすことに気づきました(え~っ、今頃気づいたの?)。
◆実際、足2本しかないのに、靴5足以上。ドライバー1人なのに、車10台。トラクター20台。よくよく考えてみると2足のわらじどころじゃないな~。別の商売できそうです。

◆秋田の今年のクリスマスはバッチシ「ホワイト」。

◆現在、私、三重県津市滞在中ですが、秋田は爆雪、手作りトラクタ庫が1つ大雪でやられた模様。

◆豪雪地帯は、万全のインフラ完備で、いくら雪が降っても大丈夫!!人口密度も低いので冬の観光には絶対おすすめですよ。コロナがひと段落したら、「ぜひとも、遊びに来てたんせ。」

 

◆10月30日に渡り鳥移動した際に、2年位飲み続けていた血圧の薬を忘れてしまった。ちょうどいいので毎朝血圧チェックして、上がるまで薬を控えてみよう。そう思ったら。いつまで立っても血圧は上がってこない。

◆11月中旬にそのことをかかりつけの医院の先生に話したら、薬の処方を中止することになった。

◆そして、12月中旬、本来ならば、寒くなると上昇する血圧も、まだ収縮期血圧120〜130拡張期血圧70〜80で安定している。

◆多分、記録を伸ばそうとして、ちょっとだけ、食べ物に気を使ったり、生活の環境が少し変わったことが良い方向に作用しているのかもしれない。これだけ進んだ医学でもわからないことがまだあるような気がする。

◆新庄剛さんのように、気持ちを若く生きてゆきたいと思う。

★👇やっぱりこれが効いてるかな?

 

◆和歌山から完熟みかんが届きました。

◆プロ研究者時代の、研究者仲間の和歌山県の花田さんからの贈り物です。

◆花田さんは、ジャグロンズ応援サポーターの一人。いつも、お気遣いいただきありがとうございます。

◆スタッフのみんなで美味しく頂いています。ゴチになります。ありがとうございました。

★➘ヘタの部分が黄色いのが完熟の印。大昔、果樹蔬菜園芸学専攻。昔取った杵柄。